古都京都の文化財

京都の概要

京都は、桓武天皇が794年（延暦13年）平安京に遷都したことに始まる千年の都です。
上賀茂神社・ 金閣寺・ 銀閣寺・ 下鴨神社・ 二条城・ 清水寺・ 西本願寺・ 東寺・ 高山寺・ 天龍寺・ 仁和寺・ 龍安寺・ 醍醐寺・ 西芳寺・ 宇治上神社・ 平等院・延暦寺（滋賀県大津市）の17か所が世界文化遺産に登録されています。

京都の見どころ・観光

上賀茂神社

正式名称は賀茂別雷神社。 京都でもっとも古い神社であり、雷（いかづち）の御神威により、あらゆる災難を除く厄除（やくよけ）明神として広く信仰されています。

金閣寺

正式名称は鹿苑寺。舎利殿「金閣」が特に有名なため一般的に金閣寺と呼ばれています。
鎌倉時代の公卿、西園寺公経の別荘を室町時代に足利義満が譲り受け、山荘北山殿を造ったのが始まりとされています。

銀閣寺

正式名称は東山慈照寺。銀閣寺の名前の由来は江戸時代、金閣寺に対し、銀閣寺と称せられることとなったといわれています。

下鴨神社

正式名称は賀茂御祖神社。上賀茂神社とともに賀茂氏の氏神を祀る神社であり、両社で催す賀茂祭（通称 葵祭）は有名です。

二条城

徳川幕府における京都の拠点となった二条城は、 旧桂宮御殿を移した本丸（重要文化財）と豪壮な二之丸御殿（国宝）、二之丸庭園は特別名勝に指定されています。

清水寺

「清水の舞台から飛び降りる」の語源となった本堂の舞台、音羽の滝などが有名。 音羽山中より今もなお途切れることなくこんこんと湧き、音羽の滝に流れる霊泉に由来しています。

西本願寺

浄土真宗本願寺派の本山。「逆さ銀杏」とも呼ばれる樹齢約400年の大銀杏や国宝「雀の間」などが有名です。

東寺

創建から1200年、唯一残る平安京の遺構。弘法大師空海が託された官寺（国立の寺院）です。

高山寺

紅葉の名所高雄山からさらに奥に入った山中にあり、古代より山岳修行の地として小寺院が営まれていました。

天龍寺

京都屈指の観光地嵯峨嵐山に建つ臨済宗の禅刹。名勝嵐山や渡月橋、亀山公園も昔は境内でした。

仁和寺

仁和４年（888年）に完成した寺。寺号も元号から仁和寺となっています。現在は真言宗御室派の総本山です。

龍安寺

15個の石が庭をどこから眺めても、必ず1個は他の石に隠れて見えないように設計されているという方丈庭園（石庭）が有名な臨済宗妙心寺派の寺院。

醍醐寺

874年創建の200万坪以上の広大な境内をもつ寺院。豊臣秀吉「醍醐の花見」の行われた地としても有名です。

西芳寺

約120種の苔が境内を覆い、緑のじゅうたんを敷きつめたような美しさから苔寺とも呼ばれています。

宇治上神社

神社建築では日本最古の本殿です。

平等院

永承7年（1052）に藤原頼通によって開基。鳳凰堂（国宝）が十円硬貨の絵柄として有名です。

延暦寺

日本仏教の母山。百人一首で有名な慈円は、「世の中に山てふ山は多かれど、山とは比叡の御山（みやま）をぞいふ」 と比叡山を日本一の山と崇め詠みました。

京都へのアクセス

ＪＲ： ＪＲ京都駅 ▶ バス、レンタサイクル ▶ 各地
自動車： 名神高速道路 ▶ 京都南ＩＣ 又は 京都東ＩＣ ▶ 各地

観光地によっては駐車場に限りがある場合がありますのでご注意ください。
京都観光には公共交通機関やレンタサイクル（電動アシストもあり）が便利です。

京都の歴史

京都は794年から1867年の大政奉還まで日本の都として機能し、1994年に日本で5件目の世界遺産として登録されました。
京都山城盆地は太古大阪湾につながる大きな入江でした。長い年月を経て現在の山城盆地が誕生したといわれています。
千年という近代日本の歴史の大半を占める都「京都」は、日本の歴史を代表する都市といっても過言ではありません。